教育目標

教育目標

本校の教育目標は、常に誠を基本とする人格の養成に努め、個性を伸張して、国家社会に貢献し得る、健康で民主的な人材を育成することにあります。

誠は人間としての基本となるべき心の持ち方であり、言行の一致に基づく誠意・真剣さなどとして発現されます。この精神は、本校創立にかかわった坪内逍遙により校訓として掲げられ、以来、本校の人間教育の根本精神となっています。


個性

本校においては、個性の立つべき根幹を独立・自主・剛健においています。これは、創立者大隈重信の人格の主要な一面でもありました。本校はこうした個性の発揚・伸張をうながすことに努めています。


有為の人材
人間の資質は個人のためだけのものであってはなりません。他を活かし人類を益する人材の育成を本校は目指しています。

教育の特色

  1. 中学・高校6カ年の一貫教育により、生徒のこころとからだの自然な成長をはかり、自らの志を遂げ得る学力の向上を目指しています。
  2. 人間として豊かであるための教養を高めるとともに、全員が大学進学を希望していることも考慮して、教科のカリキュラム、特別教育活動および学校行事を編成しています。高学年では、生徒の進路・適性に応じて、その志望を達成できるよう、文系・理系の分割など、教育課程に特別な配慮をしています。
  3. 1981年度高校卒業生より早稲田大学への推薦入学制度が発足し、本校所定の推薦基準によって、早稲田大学へ進学の志ある者を各学部に推薦しています。
  4. 生徒会活動・クラブ活動は中学生・高校生が一体となって行われ、よい意味での先輩後輩の連帯があり、その明るい雰囲気は卒業後も長く広い交友となって発展しています。また活動における自主性・創造性の発達は、学業の推進に有効なはたらきをしています。
  5. 入学1年後より、家庭の事情などで学業の継続が困難となった生徒には、選考のうえ、大隈重信記念基金奨学金・大久保建男奨学金・校友会奨学金・早稲田中高奨学金などを給付する学内奨学金制度があります。
    高校においては、国の制度として、就学支援金(給付)があります。また、東京都の制度として、授業料軽減助成(給付)などもあります。